からだ動き×こころ

わたしたちは「からだとこころの相互作用」の元で生きています。
田辺研究室では、からだの動きの分析やこころの状態の抽出を通して「人間とは何か」の理解を深める研究に取り組んでいます。

Member

田辺 弘子
准教授

田辺 弘子

TANABE Hiroko
連絡先
h.tanabe@let.hokudai.ac.jp

経歴

2024年4月~現在 アンビシャステニュアトラック准教授 北海道大学 大学院文学研究院
2021年4月~2024年3月 特任助教 名古屋大学 未来社会創造機構
HMI・人間特性研究講座
2018年4月~2021年3月 助教 青山学院大学 理工学部
情報テクノロジー学科
2016年4月~2018年3月 助教 東京大学 大学院総合文化研究科
2013年4月~2016年3月 日本学術振興会特別研究員(DC1) 京都大学大学院人間・環境学研究科
共生人間学専攻
Ph.D. Candidate
2011年4月~2013年3月 修士課程 京都大学大学院人間・環境学研究科
共生人間学専攻
2007年4月~2011年3月 学士課程 京都大学 総合人間学部 認知・情報学系

研究室メンバー

R7年度版
名前 研究テーマ 備考
M1 風間 詩悠那 Shiyuna KAZAMA テニスのダブルスにおけるペア間の相性、コミュニケーション、パフォーマンス
B4 戸松 陸 Riku TOMATSU ゲームにおけるプレイヤーの動機づけ過程とプレイ中の意思決定のダイナミクス
B4 中島 南美 Minami NAKAJIMA リズム知覚におけるグルーヴ感と身体運動の相互作用メカニズムの解明
B4 牧山 皓蔵 Kozo MAKIYAMA アイスホッケーのシュートパフォーマンスに及ぼす認知負荷の影響

Research

本研究室では「からだとこころの相互作用」の科学的分析を行っています。
対象とする現象は様々で、例えば

  • モノを使う(使い心地や巧みな操作、機械とのインタラクションなど)
  • 他者とのコミュニケーション(振舞いや所作、他者の印象など)
  • アスリートの巧みさ(運動学習や意思決定など)
  • 音楽や芸術における表現や知覚など

など、日常でこういうことあるよね、でもなぜだろうということを手がかりにしながら「人間とは何か」の理解に一歩近づくための研究を進めています。

Project1
身体運動の魅力・美の本質を理解する

対人コミュニケーションにおいて、私たちは他者の所作や振舞いから相手の魅力を知覚し、そうした魅力知覚は相手との関係性構築に大きく寄与します。

これまで本研究室では、ヒトの基本的な身体運動の一つである歩行運動を対象として、魅力的な歩容の法則性や歩容の魅力の知覚メカニズムを解明する研究に取り組んできました。

その中で、どのような歩き方が魅力的なのか、また見る人は歩行者のどこを見て魅力評価しているのか、それはヒトの進化においてどのような意味があるのか、などについて少しずつ明らかになってきました。

今後はさらに、文脈を考慮した身体運動・振舞いの魅力(つまり場に応じた所作・振舞いの魅力)や芸術的身体表現(ダンスなど)の美しさのように、対象を広げて検討を進めていく予定です。

歩容の魅力と関連する歩行中の身体形状や動きの要素: 1)頭部前傾と左右の振りの減少, 2)腕を後ろに引く, 3)腰椎のカーブ, 4)股関節運動エネルギーの増加, 5)膝伸展
観察者が女性の歩容の魅力を知覚する流れ。注視する身体部位やそれにより得られる情報・意味が生物学的性ごとに異なることを明らかにし、進化や性選択の観点から歩容の魅力知覚の理解が深まった。
Project2
自己ブランディングと振舞い、その印象の関係性を明らかにする

私たちは社会生活の中で、場やその場にいる人物に応じて衣服や振る舞いを変えることで自分の印象を操作しようとします。

そうした「自分が他者にどう見られたいかという意図(自己ブランド)」と振舞いの関係性は場や文脈に大きく依存し、また性格や衣服などの外見にも左右されるため、実験的に要素を切り取ることが難しく、そうした要素間の関係は未だ明らかになっていません。

自己ブランディングを取り巻くダイナミクス(様々な要素間の関係性)を解明することは、多様性の現代社会を生きる私たちにとって自己決定や他者との関わりの円滑化に資する有益な知見につながるかもしれません。

本研究室では、現象一つ一つを切り取って、スモールステップで自己ブランディングと振舞い、そしてその印象の関係性を明らかにしたいと考えています。

本プロジェクトはまだ始まったばかりで、現在は大学生の就職活動における自己ブランディングと振舞いに関する研究を行っており、また自己ブランディングと衣服の関連に関する研究も行う予定です。

本プロジェクトに興味のある学生さんや共同研究してくださる研究者の方々を募集しています。

自己ブランディングとそれに基づく振舞い、そしてその観察者の印象評価のダイナミクスの概念図。
Project3
運動学習アプリの開発

スポーツなどの運動学習において、上達する道筋は一つではなく、個々が既に獲得している運動プログラムや、身体的特徴に応じた道筋があります(道筋の数は一つではありませんが、無限でもありません)。

また、運動学習において自分自身のからだの動きをどのように認識/知覚しているか・言語化できるかも重要な要素です。

そのような、スポーツ心理学(特に運動学習、身体知)の科学的知見に基づいた運動学習アプリを作るプロジェクトを実施しています。現在は、ゴルフの練習・ラウンド記録に基づく学習促進アプリを開発中です。

本プロジェクトは、他大学との共同研究となります。

  • Human Movement Psychology Lab
  • Human Movement Psychology Lab
  • Human Movement Psychology Lab
  • Human Movement Psychology Lab
  • Human Movement Psychology Lab
  • Human Movement Psychology Lab

Contact

北海道大学 大学院文学研究院・文学部
感性・運動心理学研究室(田辺研究室)

〒060-0810 札幌市北区北10条西7丁目
メールアドレス:h.tanabe@let.hokudai.ac.jp